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ホットヨガロイブのコラム

2026.01.30

ホットヨガの消費カロリーはどれくらい?目安と計算方法を解説

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ホットヨガの消費カロリーは、1回(約60分)でおよそ300kcalが目安で、一般的には約250〜400kcal程度の幅で見ておくと安心です。

ただし、クラスの運動量や体格、動きの大きさ、休憩の取り方で差が出るため、汗の量だけで判断しないことが重要です。

この記事では、以下の内容について解説していきます。

  • ホットヨガでの消費カロリーの目安レンジ
  • 消費を増やすクラス選びと動き方
  • 高消費につながりやすい代表ポーズ

ホットヨガの消費カロリーはどれくらい?

ヨガ

ホットヨガの消費カロリーは、1回(約60分)でおよそ300kcalが目安です。

ただし、クラスの運動量や体格、動きの大きさで差が出るため、幅を持って捉えることが大切です。

ホットヨガは「汗をたくさんかく=脂肪が燃えた」と思われがちですが、汗は主に体温調節の反応であり、消費カロリーに直結するわけではありません。

一般的なホットヨガ(60分)を想定した概算のイメージは次の通りです。

  • 体重50kg:ホットヨガ60分の目安は約250kcal(ゆったり系だとさらに低めになることがあります)
  • 体重60kg:ホットヨガ60分の目安は約300kcal(標準的な目安として扱われやすい水準です)
  • 体重70kg:ホットヨガ60分の目安は約350kcal(運動量が多いクラスでは上振れしやすいです)

以降では、なぜホットヨガで消費が伸びやすいのか、その理由も説明します。

1時間あたりの消費カロリーは約300kcal

一般的なホットヨガは、60分あたり約300kcalの消費が目安とされています。

ただし、消費量はクラスの運動量や動きの大きさ、休憩の取り方、体格によって変わります。

スタジオの案内では、60分あたり約250〜400kcal程度を目安として示すこともありますが、同じクラスでも「どこまで大きく動くか」「途中でどれくらい休むか」で差が出やすい点は押さえておきたいポイントです。

そのため、数字はあくまで目安として捉え、汗の量やその日の体重変化だけで判断しないようにしましょう。

ホットヨガはなぜ消費カロリーが大きいのか

ホットヨガで消費カロリーが大きく感じられる主な理由は、高温多湿環境で心拍が上がりやすく、全身の筋肉を使う動きが多いためでしょう。

ホットスタジオは室温30〜40℃前後、湿度50〜60%前後に設定されることが多く、体温調節のために循環(血流)や発汗が活発になります。

この環境では、同じポーズでも「暑さによる負荷」が上乗せされ、結果として運動強度(体感)は上がりやすい傾向があります。

加えて、ホットヨガのレッスンは立位ポーズや連続したフロー(流れ)の構成が多く、下半身・体幹といった大きい筋肉を長く使いやすいこともあるでしょう。

大きい筋肉を使う時間が増えるほどエネルギー消費は増えやすく、特にチェアポーズや戦士のポーズのような保持系では筋持久力が求められます。

ただし「汗が出た量」自体は脂肪燃焼の量を直接示すものではなく、主に水分が失われただけのケースが多いです。

短期的に体重が落ちても、補給することで戻りやすい点は知っておくと安心です。

消費カロリーを左右するのは、温度よりも最終的には運動量と筋肉の使い方であり、同じホットヨガでもクラス選びや動きの質で差が生まれます。

ホットヨガで消費カロリーを増やすコツ

ホットヨガの消費カロリーは、同じ60分でも「クラス選び」「筋肉の使い方」「呼吸と動きのつなげ方」で伸ばしやすくなります。

汗の量に左右されず、運動量を上げる行動をとることが、結果として消費の底上げにつながります。

消費が伸びやすいポイントは次の通りです。

  • 運動量の多いクラスを選ぶ:全身を使う時間が増える(パワー系、フロー多め、立位中心を選ぶ)
  • 体幹と大きい筋肉を意識する:下半身・背中などの大筋群はエネルギー消費に関与しやすい(足裏で床を押す、骨盤を安定させる)
  • 呼吸を止めずに動く:動作が途切れにくく、結果として運動量が確保される(吸う・吐くに合わせて移行し、息が上がりすぎたら強度を落とす)

以降では、消費カロリーを増やしやすい具体策を、クラス選びから動きの質まで順に確認します。

消費が伸びやすいのはパワー系・運動量多めのクラス

消費カロリーを増やしたい場合、ゆったり系よりもパワー系・運動量多めのクラスのほうが伸びやすいです。

理由はシンプルで、立位ポーズやフロー(流れ)が増えるほど、休憩が減って運動強度が上がりやすいと考えられます。

同じホット環境でも、リラックス系は呼吸やストレッチが中心になり、筋持久力を使う時間が短くなる傾向があります。

一方でパワー系は、戦士のポーズのバリエーションやチェアポーズなど、下半身を長く使う構成になりやすく、心拍も上がりやすくなります。

クラス名だけでは強度が分かりにくいスタジオもあるため、選ぶ際は「立位が多い」「太陽礼拝が多い」「フロー中心」「筋トレ要素あり」などの説明があるものを目安にすると判断しやすいでしょう。

体幹や大きい筋肉の使い方で差が出る

同じクラスでも、体幹と大きい筋肉(下半身・背中)を使えるほど、消費カロリーに差が出やすくなります。

ホットヨガは柔軟性が上がりやすい環境のため、関節を「伸ばす」ことに意識が向きがちです。

しかし消費を増やす観点では、太もも・お尻・背中といった大筋群で姿勢を支える時間を増やすことがポイントになります。

たとえば立位では、足指を広げて足裏全体で床を押し、膝が内側に入らないように股関節から整えると、下半身を使いやすいでしょう。

体幹は、腹筋を固めるというより「肋骨が開きすぎない位置で呼吸できる状態」を保つ意識が有効です。

腰が反って苦しいときは可動域を欲張らず、骨盤を立てて背骨を長く保つほうが、結果的に動きが途切れにくくなります。

呼吸を止めずに動き続ける

消費カロリーを増やすには、呼吸を止めずに動き続けて運動量を確保することが近道です。

ホットヨガは暑さで心拍が上がりやすく、苦しくなると息を止めて踏ん張る癖が出やすくなります。

ただ、呼吸が止まると動作が途切れやすく、フォームも崩れて余計な力みが増えるため、結果として休憩が増える原因になります。

おすすめは、吸う息で胸郭(肋骨まわり)を広げ、吐く息で体幹を安定させるリズムを作り、ポーズの移行を「呼吸1回につき1動作」程度に合わせることです。

息が上がりすぎる場合は、動きを小さくする、膝をつく、キープ時間を短くするなどで強度を調整し、完全に止まらない形に寄せるほうが安全性と継続性の両方でいいでしょう。

消費カロリー以外にも!ホットヨガの嬉しい効果

ホットヨガの魅力は消費カロリーだけではなく、柔軟性・姿勢、血行、肌、ストレスなど日常のコンディションに関わる変化も期待できる点です。

体重の数字がすぐに動かない時期でも、「見た目」「むくみ」「気分」「生活習慣」の手応えがあると継続しやすく、結果としてダイエットにもつながりやすくなります。

一方で、効果の感じ方には個人差があり、汗の量や一時的な体重変化だけで判断しない視点も大切です。

ホット環境(高温多湿)では血流や発汗が促されやすい反面、疲労や脱水で調子を崩すこともあります。

この章では、消費カロリー以外で評価されやすい代表的なメリットと、実感を得るためのポイントを整理していきます。

柔軟性と姿勢が整うことで引き締まって見えやすい

ホットヨガは、体重が同じでも「引き締まって見える」変化が出やすい運動の一つといえます。

高温の環境では筋温が上がりやすく、関節可動域が広がってストレッチが入りやすいことが背景にあります。

柔軟性が高まると、ポーズ中に背骨や骨盤をニュートラルに保ちやすくなり、姿勢が整いやすくなるでしょう。

姿勢が整うと、腹部や背中、臀部などのインナーマッスル(深層筋)が働きやすくなり、立ち姿やウエストラインの印象が変わることがあります。

たとえば猫背が強い方は、胸が開いて首が長く見えるだけで上半身がすっきりし、見え方が変わるというケースも珍しくありません。

なお、柔軟性は「伸ばしすぎ」で関節に負担がかかる場合があります。

痛みが出るほど深く入るのではなく、呼吸が保てる範囲で可動域を広げるほうが安全に続けられるでしょう。

全身の血行が促されてむくみケアも期待できる

ホットヨガは、血行が促されやすく、脚の重だるさなど「むくみ」悩みのケアとしても検討されやすい運動です。

むくみは水分バランスだけでなく、長時間の同一姿勢や筋力低下による循環の滞りが関係することがあります。

ヨガの立位やスクワットに近い動きでは下半身の大きい筋肉が使われ、筋肉のポンプ作用が働きやすくなるのです。

ホット環境は体表の血流を増やしやすいため、レッスン後に足先の冷えが軽く感じられる方もいます。

ただし、むくみが「緩和した」ように見えるのは、汗や一時的な水分移動の影響も含まれます。

翌日に反動でだるさが出る場合は、発汗量に対して水分・塩分補給が追いついていない可能性もあるため、無理に追い込まないことが大切です。

むくみが片脚だけ強い、痛みや息切れを伴うなどの場合は、運動で様子を見るのではなく医療機関に相談してみてください。

汗をかく習慣で肌のコンディションが整いやすい

ホットヨガは、汗をかく習慣ができることで、肌のコンディションが整ったと感じる人もいるようです。

汗そのものに「毛穴の汚れを落とす」ような洗浄効果があるわけではありませんが、汗をかくことでさっぱりし、血行促進がサポートされることで肌のコンディションが整いやすいと感じる方もいます。

加えて、定期的な運動は睡眠の質や心と体のバランスを整えてくれることもあり、結果として肌荒れの引き金になりやすい生活リズムの乱れを整えるきっかけになることがあるのです。

実際の体感としては、「顔色が明るく見える」「乾燥しにくい」など、血行や生活習慣の変化が反映されたサインとして現れることが多いでしょう。

一方で、レッスン後に汗を放置すると、刺激でかゆみや赤みが出る方もいます。

終了後はやさしく汗を拭き、可能ならシャワーで流す、保湿を早めに行うなど、スキンケアまで含めて習慣化することをおすすめします。

リフレッシュ効果で過食や間食を抑えやすい

ホットヨガによって、心身ともにリフレッシュされ、結果として過食・間食が落ち着くきっかけになる場合もあります。

ダイエットが続かない理由として多いのが、カロリー計算よりも「疲れ・ストレスによる食欲の揺れ」です。

ヨガは呼吸と動作を合わせ、注意を身体感覚に向ける時間が長いため、気持ちの切り替えが起きやすい点が特徴です。

ホット環境では体感が強く、終わった後に達成感が得られやすい一方、追い込みすぎると疲労で食欲が乱れる方もいます。

過食を減らす目的なら、強度を上げすぎず、呼吸が乱れにくい範囲で「終わった後に落ち着く」感覚を優先するほうが再現性が高いでしょう。

実務的には、レッスン後に甘い物へ走りやすい方は、帰宅までの間に高たんぱくの軽食(例:ヨーグルト、ゆで卵)を少量入れると、食べ過ぎの予防になる場合があります。

心身の不調が続く、摂食行動がコントロールできないなどの悩みがある場合は、無理に運動で解決しようとせず専門家へ相談するのもひとつの選択肢です。

ホットヨガで消費カロリーの大きいポーズ

ホットヨガで消費カロリーを伸ばしやすいのは、下半身や体幹など「大きい筋肉」を長く使い続けるポーズです。

この章では、レッスンでも取り入れられることが多く、なおかつ運動量が上がりやすい4つのポーズを紹介します。

紹介するポーズは、強度が上がりやすい分、無理をすると崩れも出やすいため、呼吸と姿勢を優先して取り組んでください。

チェアポーズ(ウトゥカターサナ)

チェアポーズは、下半身の大きい筋肉を一度に使うため、ホットヨガでも消費カロリーが伸びやすい代表的なポーズです。

椅子に座るように腰を落として姿勢を保つことで、大腿四頭筋や臀筋が長く働きます。

筋肉を動かし続ける時間が増えるほどエネルギー消費は増えやすいため、短いキープでも「効いている」感覚が出やすいのが特徴です。

  1. 足は腰幅(または揃える)で立ち、背すじを伸ばす
  2. 息を吐きながら、お尻を後ろへ引いて椅子に座るように膝を曲げる
  3. 体重は足裏全体、特にかかと寄りで床を押す(膝はつま先と同じ向き)
  4. 吸う息で両腕を耳の横まで持ち上げ、吐く息で下腹を薄くして3〜5呼吸キープする
  5. 終わるときは、かかとで床を押しながらゆっくり立ち上がる(腕はつらければ合掌でOK)

温かい環境で息が上がるとフォームが崩れやすいので、吸う息で背骨を伸ばし、吐く息で下腹を薄くする呼吸リズムを優先すると安定しやすいでしょう。

膝に痛みが出る場合は腰を落としすぎず、レッスン担当者にアライメント(関節の並び)の修正を相談するのが安心です。

戦士のポーズ2(ヴィーラバドラアーサナⅡ)

戦士のポーズ2は、脚の踏ん張りと体幹の安定を同時に求められるため、保持時間が長いほど運動量が上がりやすいポーズです。

  1. 足を大きく開き、前足つま先は正面、後ろ足は真横へ向ける
  2. 骨盤を水平に整え、息を吐きながら前膝を曲げ腰を落とす(膝とつま先の向きを揃える)
  3. 両腕を肩の高さに広げ、肩の力を抜いて首を長く保つ
  4. 前の指先を見るか、首がつらければ正面に視線を置き3〜5呼吸キープする
  5. 終わるときは前膝を伸ばして一度戻り、反対側も同様に行う

この姿勢では臀筋群や内転筋、大腿四頭筋が働き続け、上半身がぶれないよう体幹の筋肉も使うことができます。

骨盤を水平に保ち、頭頂を引き上げるように背骨を長くすると、姿勢が安定し、呼吸も通りやすくなります。

腕の高さは肩に力が入らない範囲で十分で、手先よりも「足裏で床を押す」感覚を優先すると全身の安定感が増しやすいでしょう。

ハイランジ(アンジャネーヤーサナ)

ハイランジは片脚支持の要素が強く、下半身と体幹を広く使うため、消費カロリーが高まりやすいポーズの一つです。

前脚で体重を受けながら、後ろ脚を伸ばして床を押すことで、臀筋群やハムストリングスを働かせることができます。

  1. 片足を後ろに引き、踵を高く持ち上げる。吐く息で前膝を曲げて腰を落とす(後ろ脚膝は伸ばす)
  2. 骨盤は正面に向け、反り腰にならないよう恥骨を軽く引き上げ下腹を薄くする
  3. 前膝が内側に倒れやすいので、膝~つま先まで床と垂直の位置に調整
  4. 耳と肩の距離を遠ざけ、吐く息を長めにして3〜5呼吸キープする
  5. 終わるときは手を床につくなどしてゆっくり戻り、反対側も同様に行う

効かせるコツは、前足のかかとで床を押しつつ、前膝が内側に倒れないよう股関節から支えることと、後ろ足の母指球側で踏み込む意識です。

反り腰になりやすい場合は、恥骨をみぞおちの方に軽く引きあげ、骨盤正面に向けると腰部の圧迫感が減りやすいです。

ホットヨガではバランスが崩れた瞬間に呼吸が止まりがちなので、吐く息を長めに取り、足裏の接地感を確認しながらキープすると安定しやすいでしょう。

プランク(クンバカーサナ)

プランクは体幹を中心に全身で姿勢を支えるため、短時間でも負荷が高く、消費カロリーを押し上げやすいポーズです。

腹直筋だけでなく、腹横筋や多裂筋など姿勢を支える筋肉が働き、肩周りや脚も含めて「全身の固定」が求められます。

  1. 四つん這いから手を肩の下に置き、指を広げて床を押す
  2. 足を後ろへ伸ばし、耳・肩・腰・かかとが一直線になる位置を探す
  3. お腹を軽く引き込み、腰が落ちたり反ったりしない高さで保つ
  4. 肩甲骨は広げすぎず、寄せすぎない所にし、首の後ろを長くして2〜4呼吸キープする
  5. フォームが崩れたら膝をついて休み、質を保てる範囲で再開する

フォームのポイントは、耳・肩・腰・かかとが一直線になるイメージを持ち、腰が落ちない位置で保つことです。

肩がすくむと首に力が入りやすいので、床を押して肩甲骨を広げ、首の後ろを長く保つと呼吸が通りやすくなります。

体が一直線を保てなくなったら一度膝をつくなど、姿勢の質を優先して中断する判断も大切です。

ホットヨガで消費カロリーを高めるときの注意点

ホットヨガで消費カロリーを増やすには、強度を上げる前に「安全に動ける条件」を整えることが最優先です。

汗の量に惑わされず、水分・塩分、食事のタイミング、体調サインを押さえると、結果としてレッスンの質が上がり消費も伸びやすくなります。

ホットヨガの環境は心拍数が上がりやすく、同じ動きでも負荷を感じやすい一方で、脱水や低血糖、熱中症のリスクも高まります。

無理に耐えるとフォームが崩れ、腰・膝・肩に負担が集中しやすい点も注意が必要です。

汗の量=消費カロリーではない

汗をたくさんかいても、消費カロリーが比例して増えるとは限りません。

汗は主に体温を下げるための体温調節で、脂肪が直接「汗として出る」わけではないためです。

ホットヨガは室温・湿度が高く、運動強度が同じでも発汗量が増えやすい環境です。

その結果、「汗が出た=痩せた」と感じやすい一方で、実際は体内の水分が減って体重が一時的に落ちているだけの場合があります。

消費カロリーを左右しやすいのは、筋肉をどれだけ動かしたか、どの程度の時間動き続けたか、呼吸が止まっていないかといった要素です。

たとえば同じ60分でも、ポーズのキープ中に呼吸を止めて耐えるより、呼吸を続けて姿勢を保ったほうが、結果として動きの質と運動量が上がりやすくなります。

また汗の量は個人差も大きく、暑さに慣れている人ほど早く汗が出ることもあります。

発汗を目標にするより、「フォームが保てる範囲で運動量の多いクラスを選ぶ」「休憩を短くして呼吸を整えながら復帰する」といった行動のほうが、消費カロリーの底上げにつながるでしょう。

汗は成果の指標ではなく、体の反応の一つとして捉えるのが現実的です。

水分・塩分不足でパフォーマンスが落ちる

水分と塩分が不足すると、動ける時間が短くなり、結果として消費カロリーも伸びにくくなります。

ホットヨガでは発汗が増え、体内の水分だけでなくナトリウムなどの電解質も失われやすくなります。

脱水が進むと心拍数が上がりやすく、息切れや立ちくらみが起きやすくなるため、同じ強度の動きが続けにくくなってしまうのです。

また、電解質の不足は筋けいれん(足がつるなど)や頭痛の一因になることがあります。

実際のレッスンでは「後半になるほど集中できない」「ポーズの安定感が急に落ちる」といった形で現れやすく、フォームの崩れがケガのリスクも高めます。

補給の目安としては喉が渇いてから一気に飲むより、レッスン前から少量ずつ飲むほうが体は受け取りやすいでしょう。

汗で塩味を感じるほど衣類が白くなる、頭痛や吐き気が出る、足がつりやすいなどがある場合は、塩分も含めた補給を検討してみてください。

十分に補給できると呼吸が整い、動きの継続時間が伸びやすくなるため、結果として消費カロリーの向上も目指せるかもしれません。

空腹すぎ・満腹すぎで動けない

空腹すぎても満腹すぎても動きの質が落ちやすく、消費カロリーを狙う以前に安全性が下がります。

空腹状態で強度の高い動きをすると、低血糖によるふらつきや集中力低下が起きやすくなります。

一方で、満腹のままホット環境で前屈やねじりを行うと、胃の不快感や吐き気につながりやすくなるので注意が必要です。

レッスン中に「気持ち悪くて呼吸が浅い」「休憩が増えて運動量が落ちる」となると、消費カロリーは伸びにくくなります。

目安としては、開始1〜2時間前に軽めの食事にして、脂質が多いものや量の多い食事は避けておくことが無難です。

たとえば、おにぎりやバナナ、ヨーグルトなど、消化の負担が少ない炭水化物中心の軽食は選びやすいでしょう。

反対に、開始直前の食べ過ぎ、揚げ物中心の食事、アルコールは胃腸の負担と脱水リスクを高めるため、避けるのが一般的です。

朝一番のクラスで食べる時間がない場合は、無理に強度を上げず、いつでも休める位置でレッスンを受けると安心です。

“頑張りすぎ”は逆効果!中断すべき症状と受診の目安

無理をして続けるほど消費カロリーが増えるわけではなく、危険サインが出たら中断する判断が大切です。

ホットヨガの環境では熱中症や脱水、血圧変動が起こりやすく、「無理して続ける」ほどリスクが高まります。

特に、めまい・吐き気・強い頭痛・動悸・胸の痛み・手足のしびれ・冷や汗・意識が遠のく感じは中断のサインです。

レッスン中はその場で座るか横になり、涼しい場所へ移動して水分をとり、スタッフに体調不良を伝えることを優先しましょう。

症状が短時間で改善しない、繰り返す、歩けないほどつらい、胸痛や強い動悸がある場合は、医療機関の受診を検討してください。

判断の目安は次の通りです。

  • その場で中断:めまい、吐き気、視界が暗くなる、手足の震え、息苦しさが強い
  • 回復を待って再開検討:軽い息切れ、筋疲労、フォームが崩れる程度の疲れ
  • 受診の目安:症状が改善しない、失神しそう、胸の痛み、強い頭痛、発熱が続く

「中断=失敗」ではなく、体調を守りながら継続するための手段と捉えると、長期的には消費カロリーも積み上げやすくなります。

ホットヨガと消費カロリーのよくある質問

ホットヨガの消費カロリーは「汗の量」や「表示された数値」だけでは判断しにくく、痩せ方にも個人差があります。

ここでは、よくある疑問である「汗と消費の関係」「スマートウォッチの精度」「計算通りに痩せない理由」「おすすめクラス」を整理していきます。

汗をかくほど消費カロリーは増える?

汗の量が多いほど消費カロリーが増える、とは言い切れません。

汗は主に体温を下げるための体温調節で、脂肪が「汗として出る」わけではないためです。

ホットヨガは室温・湿度が高く、同じ動きでも発汗しやすい環境です。

その結果、汗が多い日=頑張れた日と感じやすい一方で、実際は水分が抜けて体重が一時的に落ちているだけ、というケースもあります。

消費カロリーに影響しやすいのは、どれだけ筋肉を動かしたか、どの程度の時間動き続けたか、呼吸が止まっていないかといった点です。

たとえば、汗が少なくてもパワー系のフロー(流れるように動く)で下半身と体幹を使い続けた場合は、体感としても運動量が大きくなりやすいでしょう。

反対に、汗が大量でも、脱水で休憩が増えたりフォームが崩れたりすると、運動量が下がって消費が伸びにくいことがあります。

汗は「体が熱を逃がそうとしているサイン」と捉え、評価軸は呼吸・姿勢・継続時間に置くほうが安定します。

スマートウォッチの数値は信じていい?

スマートウォッチの消費カロリーは、目安としては役立ちますが、絶対値としては過信しないほうが安全です。

多くの機種は心拍数、年齢、体重、運動時間などから推定しますが、推定式(アルゴリズム)はメーカーや機種で異なります。

ホットヨガは高温多湿で皮膚の血流や発汗が変化し、手首の光学式心拍センサーが読み取りにくくなる場合があります。

また、ヨガはウォーキングやランニングと比べて、動きがゆっくりで静止(キープ)も多く、運動強度の推定がズレやすいです。

一方で、同じクラス・同じ時間帯・同じ装着位置で継続して記録すれば、「自分の中で増えた/減った」を見る材料になります。

レッスンの負荷は、数値に加えて「会話は難しいが呼吸は続く」「フォームを保てる」など主観的運動強度(RPE)も合わせて確認すると納得感が高まります。

体調に不安がある方や、動悸・めまいが出やすい方は、数値より体調サインを優先し、必要に応じて医療者へ相談してください。

計算したのに痩せないのはなぜ?

消費カロリーを計算しても痩せないことは珍しくなく、摂取量や日常の活動量、体内の水分変動で結果が打ち消される場合があります。

ホットヨガは運動として有効でも、1回の消費は無限に大きいわけではありません。

レッスン後に食欲が増え、無意識に間食が増えると、消費分が相殺されやすくなります。

加えて、疲労で日常の活動量(歩数や立ち時間)が落ちると、トータルの消費が思ったほど増えないこともあります。

体重が落ちない要因は脂肪だけではなく、むくみ(体内の水分)や便通、月経周期、筋肉の炎症による一時的な水分保持なども関係しているかもしれません。

特にホットヨガは発汗で体重が一時的に減り、その後の水分補給で戻るため、短期の増減に振り回されやすい点には注意が必要です。

体重だけで判断せず、ウエスト周りの変化、姿勢、睡眠の質、食欲の安定なども合わせて見ると、停滞期の見え方が変わります。

数週間単位で傾向を見ても変化が乏しい場合は、レッスン頻度だけでなく、食事内容や間食、日常の歩数も含めて調整すると現実的です。

消費カロリーを増やしたいときにおすすめのクラスは?

消費カロリーを増やしたい場合は、パワー系など運動量が多いクラスが選択肢になります。

フローで動き続ける時間が長いほど心拍数が上がりやすく、下半身や背中など大きい筋肉を使う頻度も増えるためです。

具体的には、太陽礼拝を繰り返すクラス、筋力要素(プランクやチェアポーズの保持)が入るクラス、テンポよく立位が続くクラスは、運動量が上がりやすい傾向があります。

一方で、強度が高いほど良いわけではなく、呼吸が止まったりフォームが崩れたりすると、ケガや途中離脱につながり、結果として消費は伸びにくくなります。

初めて運動量を上げる場合は、同じ60分でも「強度中くらいのパワー系」から始め、慣れてきたら保持時間が長いクラスや難度が高いクラスへ段階的に移すのが無難です。

途中で休む前提で、スタジオの出入り口に近い位置を選ぶ、こまめに水分をとるなど、パフォーマンスを落とさない工夫も有効です。

消費カロリーを狙う日と、回復を優先する日を分けると、継続しやすく総運動量も積み上げやすくなるでしょう。

まとめ|ホットヨガで安全に消費カロリーを増やそう

ホットヨガの消費カロリーは、1時間あたり約300kcalが目安で、クラス強度や動き方で上下します。

増やすコツは「運動量のあるクラス選び」「大きい筋肉と体幹の使い方」「呼吸を止めない継続」で、汗の量やスマートウォッチの数値だけに頼らないことが重要です。

一方で、消費カロリーだけで体重が落ちるとは限らず、食事や日常の活動量、むくみなどの水分変動も結果に影響します。

消費カロリーは「上げる」よりも「安全に積み上げる」発想に切り替えると、結果が安定しやすくなるでしょう。

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